シックス・アングルズ別冊第4号
おかげさまで完売いたしました。

シックス・アングルズ別冊 第4弾
砂漠のキツネ
800個
限定生産


《ゲーム内容について》

旧SPI社から1981年に発売された、傑作作戦級ゲーム
 「砂漠のキツネ(The Desert Fox)」が、
シックス・
 アングルズ別冊
として
装いも新たに復刻されます。
 第二次大戦期の北アフリカ戦域(リビア東部とエジプト
 西部地域)を舞台に、伝説となった名将ロンメル率いる
 ドイツ・アフリカ軍団(DAK)の神出鬼没の戦いぶり
 と、それに対する英連邦軍の反撃を、要点を押さえた
 簡潔かつダイナミックなシステムで再現します。
本ゲームのデザイナーであるリチャード・バーグ氏は、
 現在ではGMT社の主力デザイナーとして有名ですが、
 SPI社でデザインとディヴェロップを担当していた時、
 北アフリカ戦を再現する超精密モンスター・ゲーム
 「The Campaign for North Africa」のデザイン作業
 にも携わっていました。そして、同作のリサーチ作業
 で入手した、北アフリカ戦に関する詳細な情報を基に、
 それとは正反対の「プレイしやすい北アフリカ戦の
 作戦級ゲーム」を作ろうと思い立ち、この「砂漠の
 キツネ」をデザインしました

以上のような誕生の経緯からも想像できる通り、
 「砂漠のキツネ」のルールは膨大な戦史的裏付けに
 基づきつつ、プレイアビリティを最大限に高めるため
 ポイントを絞り込んだディヴェロップが施され、
 ルールの量は最低限に抑えられています。システム
 の中核となるのは、他の多くの北アフリカ戦ゲームが
 そうであるように、補給物資の保有量とその輸送に
 関する規定ですが、
両軍の補給ユニット「輸送」
 と「集積所」の2つのモードを持たせることで、
 戦線が移動する時期と膠着して物資を備蓄する時期の
 メリハリもシンプルかつ自然に盤上で再現されます。
 また、同じく北アフリカ戦の行方を左右した、両軍の
 戦車ユニットごとに管理される「装備戦車レベル」
 の向上や、英軍の戦車を震撼させたドイツ軍の88ミリ
 高射砲大隊、英連邦軍の物量を如実に表す砲兵部隊、
 海戦にも喩えられるほど機動的な戦場の様相を再現
 するための機動的なシークェンスも、英文ルールで
 12ページという手頃なボリュームのルールで過不足
 
なく網羅されています。

今回の日本版発売に際しては、バーグ氏の手になる
 オリジナルのルール/システム(SPI社の公式正誤表を
 すべて適用しています)で構成される本編に加えて、
 Strategy & Tactics誌別冊第1号に掲載されたバリ
 アント・シナリオ(ロンメル登場以前のイタリア軍と
 イギリス軍の攻防戦を扱う拡張シナリオ)と、Moves
 誌に掲載された公式選択ルール類(名将ロンメルに
 関する特別ルールとロンメル・ユニットも含む)を
 収録。さらに、日本版オリジナルとして、ガザラから
 トブルク、バルディア地域を拡大したA3サイズの
 ミニマップと、それを用いてプレイできる
基本シス
 テム習熟用のミニシナリオ(クルセイダー作戦、
 ガザラの戦い
)と、日本版発行人のディベロップに
 基づく日本版改訂ルール
を収録しています。また、
 SPI版で評判の悪かった、文字情報だけの両軍増援
 一覧の表示をやめ、代わりにユニット配置式の増援
 表を地図上に印刷。これにより、ゲーム途中で撤退
 と再登場を繰り返すことで混乱を招きやすかった
 英連邦軍ユニットの登場・退場の管理もスムーズに
 
行えるようになっています。

シナリオは、オリジナル版に含まれていた「ロンメル
 登場」直後の最初の攻勢のみを扱うショート・シナリオ
 とキャンペーン・ゲーム(41年4月〜42年12月)の
 2本に加えて、ロンメル登場前の40年9月〜41年3月
 に同地域で繰り広げられたイタリア軍のエジプト侵攻
 とイギリス軍の大反攻(イタリア第10軍の壊滅)を
 扱う拡張シナリオ(この部分を本編に加えたグランド・
 キャンペーンもプレイ可)と、日本版で新たに追加
 した練習用ミニシナリオ(クルセイダー作戦、
 
ガザラの戦い)の計5本を収録
。また、本誌記事には
 Strategy & Tactics誌第87号と同別冊第1号に収録
 されたヒストリカル・ノートを翻訳掲載します。
ダミー・システムなどの情報管理に関するルールは
 含まれていないので、ソロプレイで北アフリカ戦を
 研究するツールとしても最適です。

SPI版からの主な改良点:
 
 
ルールブックの不明点と説明不足を解消し、図を追加
 ゲームマップのデザインを、より見やすく実用的で、かつ美しく修正
 
両軍ユニットのデザインも同様に機能性と雰囲気を備えたものに変更
 
オリジナル版には収録されていなかった、ユニット配置式の両軍展開表
  増援表を新たに制作、増援表は全てゲームマップ上に収録

 
戦闘結果表、戦闘修正一覧、補給状況一覧表などの図表類を整理し、
  1枚のチャートの両面に収録、ルール要約を併載

 システム習熟用のミニシナリオ「クルセイダー作戦」と「ガザラの戦い」
  
専用のA3判ミニマップを新たに収録(見本画像を参照)

 

ライセンス生産の契約上、800個の限定生産で、売り切れ後
 の再版は一切行いません。

1ユニット:  大隊/連隊/師団
1ヘクス:  16キロメートル
1ターン:  1か月

《内容物》
本誌(64ページ)   A2判カラー地図2枚 
A3判カラー地図1枚    ◆駒2シート(264個
A4判チャート4枚

《マップの見本画像》
マップW全体図(JPEG・284KB) 見る
マップE全体図(JPEG・284KB) 見る
マップW+E全体図連結(JPEG・189KB) 見る
マップW/一部拡大/1(JPEG・378KB) 見る
マップW/一部拡大/2(JPEG・378KB) 見る
マップW/一部拡大/3(JPEG・378KB) 見る
マップE/一部拡大/1(JPEG・284KB) 見る

マップE/一部拡大/2(JPEG・284KB) 見る
マップE/一部拡大/3(JPEG・284KB) 見る
マップE/一部拡大/4(JPEG・284KB) 見る
ミニシナリオ用A3判マップ(JPEG・156KB) 見る
A3判マップ/トブルク付近(JPEG・378KB) 見る

《ユニットの見本画像》
両軍ユニット見本(JPEG・284KB) 見る

 

《正誤表》2011年10月21日 ※が新規追加・修正分

《訂正》
1)5.29項 2行目「や補給ユニット」を削除してください。
  補給ユニット単独では、敵ZOCの効果を打ち消すことが
  できません。また、P41のQ11に対する回答A11も、
  これに伴い「どちらの場合も自軍の戦闘ユニット(戦闘
  力値がカッコ付きのユニットでも可)が存在しなければ、
  そこに対して補給線を設定できません」に変更してくだ
  さい。

2)6.23項 最後の「(浸透移動でそこから出ることはでき
  
ます)」を削除してください。ルール6.26項にある通り、
  
リアクション・フェイズには浸透移動を行えません。
3)
6.34項 2行目〜3行目の「リアクション、機械化リアク
  ション」を削除してください。ルール6.26項にある通り、
  リアクション・フェイズには浸透移動を行えません。

4)P41のQ7に対する回答A7 「除去されません」ではなく
  「除去されます」に変更してください。この回答は、日
  本版発行人が制作したものですが、他のルールとの整合
  性を検証した結果、変更前の回答では齟齬をきたすこと
  が判明しました。おわびして訂正いたします。
5)P40「補給ユニット消費の例(1)」
  攻撃側のA2スタックは「計7スタック価」と表記されて
  いますが、これは「計6スタック価」の誤りです。また、
  防御側のDスタックは「計5スタック価」と表記されてい
  ますが、これは「計4スタック価」の誤りです。これに
  伴い、「補給ユニットの消費」項目に示されている、ヘ
  クス1540の補給ユニットは、消費する必要がなくなり
  ます(スタックA2は、ヘクス1739と1540の補給ユニッ
  トから各3スタック価の補給ユニットを受ける形にでき
  るため)。 ルールの内容を解説するための「例」で、
  このような間違いをしてしまい、プレイヤーの方々に
  混乱を生じさせてしまったことを深くお詫びいたします。

6)P33「22.2 北アフリカ戦全史」 
  22.2項の拡張シナリオ(シナリオ4)をプレイする際、
  ゲームの長さは「29ターン」ではなく「28ターン」と
  なります。第v1〜第v7ターンをプレイした後、第2ター
  ンから第22ターンをプレイします(1941年3月の第1
  ターンはプレイしません)。別紙チャートについても
  このように読み替えてプレイしてください。

《Q&A》
Q1  6.77項  緊急対応移動によって敵ユニットが
    1ヘクス後退し、敵ユニットのいた(つまり空に
    なった)ヘクスが敵ZOCである場合、オーバー
    ランを実行しようとしたユニットがそのヘクスへ
    進入する際に(敵ZOCによる)追加1移動力の
    消費は必要か?

A1  はい、必要です。

※以上の正誤表は、A4判1ページのPDF型式でダウンロード
 することができます。

http://www.mas-yamazaki.net/desfox_errata_2008_9_20.pdf

 
 
山崎雅弘へeメールを送信する  > 2008@mas-yamazaki.com
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